「山の遭難 あなたの山登りは大丈夫か」羽根田治著

自分だけは大丈夫」「私は危険な山には行かない」----
そんなふうに考えているとしたら、あなたも”遭難者予備軍”だ。

この一言にやられました。
いやいや、これってオレの事じゃん…
普段は日帰りばっかしだしー、雪山行かないしーって思ってましたが、これってば完全に遭難予備軍ですよ!あわわ。

全体を通して、

  • 遭難の悲惨とそれが家族や周りの人にどんなに迷惑をかけるのか
  • 些細な事で遭難事故は起きる
  • 登山計画書の重要性

について、淡々と語られてます。

いやいや、これ読んで心を改めましたよ。泊まりだろうが日帰りだろうが、北アルプスだろうが奥多摩だろうが、ちゃんと登山計画書作ります!(少なくとも家族には渡さねば)
今まで日帰り登山の場合には「奥多摩の方」くらいにしか家族に伝えてませんでしたよ。ましてや登山計画書の提出もしてません。ゴメンナサイ!

ひんぱんに報じられる山の遭難事故。
厳冬期の北アルプスだろうと、ハイキングで行く山だろうと、遭難事故は、いつ、誰に起きても不思議ではない。
「自分だけは大丈夫」「私は危険な山には行かない」----
そんなふうに考えているとしたら、あなたも”遭難者予備軍”だ。

”明日はわが身”にならないために、今こそ「山でのリスクマネジメント」を考える。

第1章 山の遭難小史
第2章 統計が語る現代の遭難事情
第3章 救助活動の現場から
第4章 遭難事故のリアリティ
第5章 なぜ増える安易な救助要請
第6章 ツアー登山とガイド登山

拙ブログに訪問頂いている方はちゃんと登山計画書を出されているかと存じますが、僕と同じように出してないって方はぜひご一読を!

山の遭難 [ 羽根田治 ]