20130713_OSJおんたけウルトラ100K

初めての100kmレース。
エントリーするまでこの大会についての情報はほとんどゼロ。SNSでRODのメンバーが何人か出場するっつーんで勢いでエントリー。ITJで不甲斐ないレース展開しちゃった事もあり、何か大きなレースに出たい気持ちがくすぶってたんだと思います。どんなレースか事前に知っていたらきっとエントリーしなかったよね。。。
トレイルランのレースエントリーって勢いが大事だと思います。特に自分のようなビビリには。とりあえずエントリーしてから考える。初めてのトレイルランのレースだった道志トレイルレース(ハーフ)も、初の50kmを越えるレースとなったOSJ奥久慈もこのパターン。自分にはまだ早いかな、なんて迷い出すと不安ばかりが募ってしまいエントリーに躊躇しちゃうから。「とりあえず申し込んでそれから考える」新しい事にチャレンジするにはこれがすごく大事だと思います。

おんたけウルトラ100Kはどんなレースかと言うと、泣く子も黙るOSJ主催のドMレース。トレイルランニングという位置づけですが100%林道のコース。ひたすらガレた道を進むレースですw 急登や激下りはありません!走っても走っても同じ景色w おまけにレーススタートは24:00というオマケつき!コレ面白いのか?と笑うっきゃありません。


レース受付会場 兼 レースのゴール地点となる王滝村松原スポーツ公園


・スタート〜第1関門(0km〜32km)
100kmという未体験の距離ゆえ不安が多いと思いきやリラックスしてレースに挑めた。というのも完走する事が何よりも優先されるためスピードなど気にせずにのんびりと旅をする気分で挑めたから。長い距離のレースはこの「旅気分」がとても良い。
24:00スタートってのがなんともしびれます。スタート直前まで降っていた雨が止み、少し霧がかったコースに先行する選手のヘッドライドの行列が浮かび上がりなんとも幻想的。ずっと林道。


・第1関門〜第2関門(32km〜63km) 
第1関門には空がうっすら明るくなった明け方に到着。この時には結構な雨が降っていて寒い。エイドで冷たい塩おにぎりを食べてそそくさと出る。40km前後の下りのガレ場で右足を内側に捻って激痛が走る。痛恨の捻挫だ。しばらく安静にしていると痛みが引いてきたので気にせずに進む。が、第2関門が近づくにつれてどんどん痛みが増していき第2関門に到着する頃には全く走れないほどの痛みで歩きっぱなし。


・第2関門〜第3関門(63km〜78km)
第2関門でドロップバッグを受け取りソックスやTシャツを着替えてリフレッシュ。ここで捻挫した箇所を改めて見ると思っていた以上に腫れ上がっていてビビる。救護に相談するとニューハレで足首を固定して頂けた。足首の可動域はかなり制限されたが痛みは抑えられたのでレースを続ける。
第2関門で15分ほどの大休止を終えレースを再開しようとするとそこになんとRODのビビの姿が。ビビも足にトラブルを抱え第2関門で50分ほども停滞していたらしいw トラブル抱えた同士、ゴールを目指しRODトレインを組む。


・第3関門〜小エイド(78km〜94km)
この区間の記憶が定かでないが、第2関門から第3関門へはほぼ歩き。第3関門以降は少し走れるようなりビビに引っ張ってもらいながら、歩いては走り歩いては走りを繰り返して進む。自分1人だったらきっとこの区間も歩き通してしまったかも。


・小エイド〜ゴール(94km〜100km)
最後の小エイドを出て少しすると林道は終わり一般道に出た。ここまでくれば歩き通しても完走できる。ついに100kmを完走できるんだ!、という思いが溢れ少し感傷的になる。そして最後の1km。やっとレースが終わるという安堵感と、これで旅が終わってしまうという寂しさが交わる不思議な感覚に襲われる。自分がトレイルレースで最も好きな瞬間です。
そして先にレースを終えたRODのメンバーに迎えられて16時間28分でゴール!


ガレ場続きの単調な林道100kmで退屈?と名高いおんたけウルトラ100K。
逆に言うと単調だからこそここまで自分と向き合えるレースは他に無いと思う。走ってみて自分はこんなおんたけウルトラ100Kがとても好きになりました。機会があればまた走ってみたいレースのひとつです。

ROD!!



スタート直前にRODメンバーと


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関連リンク
OSJおんたけウルトラ100K大会HP